People

Interview 02

あきらめない気持ちが実現させた
役職者への再起

Y.K 人材紹介事業部 東京本社 第5事業所長 中途入社2年目

努力の積み重ねが大きな成功に

将来の自分像として目標にしているのは直属の上司です。良いときも悪いときも、ブレない芯がある。いつもメンバーを優先し、チームのために誰よりも営業し、行動で示す。業績でも、人柄でも私達を引っ張ってくれています。
そんな上司も、過去には事業所長から降りて、一営業から再スタートしたという経緯があるそうです。折れずに努力を重ねていけば結果が出るというロールモデル。何となく、自分はゼネラリストタイプなんだろうな、、くらいに思っていましたが、上司と出会ってから、自分の目標とする人物像がより具体的になりました。

私自身も順風満帆な人生ではなく、苦手なことや挫折を努力で乗り越えてきたタイプです。その最たるものが大学受験です。
高校生活は何をしていたかと聞かれると、即座に勉強と答えます。中学卒業までは、全く勉強をしたことが無かったので、入学できたのは都内でも偏差値下位何番目、という高校でした。ただ、将来のことを考えたときに、どうせ行くなら上位大学を目指そうと思い一念発起します。中学からの基礎学力が無く、人の何十倍も頑張らないと追いつけない状態だったので、部活に入ることもせず、高校3年間は、文字通り勉強漬けになりました。勉強は、頑張ったら頑張っただけその分、成果に結びつきます。成績が上がり始めてからはどんどん楽しくなって、結果として、都内でも上位の私立大学に独学で合格。高校始まって以来の快挙と言われ、銅像が建つかと思うぐらい賞賛されました(笑)。努力を重ねることが、成功につながるというマインドは、この時期に身についたものだと思います。

リーダーになって直面した実力不足

ライフワンズに入社して、2人の同期に恵まれました。年齢も近く、業績もほぼ一緒で気の合う3人組。仕事もプライベートも何かあれば一番に報告しあう仲で、良きライバルとして切磋琢磨しながら歩んできました。
入社して1年経過した頃、業績がぐんと伸びた時期があり、事業所長には一歩届かなかったものの、リーダーに昇格。後輩1名の教育を担当することになりました。前職の販売の仕事で、店舗マネジメントを経験していたことや、これまでの人生において、人間関係で悩んだ経験が無かったことから、マネジメントでも成果を出せる自信がありました。そして、その過信はあっけなく打ち砕かれることになります。

リーダーとしての仕事で一番難しいと思ったのは、自分自身も業績を作りながら、マネジメントをすること。
リーダーになる前は、自分の業績だけに集中していました。しかし、これからは何とかしてメンバーの業績も底上げしなければならない。やる気も意気込みも十二分にありましたが、予想以上にキャパオーバーになりました。昇格したその翌月から、一気に自分の業績を落とし、教えているメンバーとはついに逆転状態に。日を追うごとに、どんどん自信を失っていくーそんな私の言葉には説得力も無かったでしょう。メンバーとの心の距離も離れてしまっていたように思います。

当社は成果主義の会社なので、自分の業績次第で、昇格することもあれば、降格することもあります。絶対に自分の業績は落とさない。そう思って必死に営業をするのですが、何故かかみ合わない。これまでは「事業所長まであと一歩」そう思えるくらいまでに実績を出せていたのですが、それも難しい状況で、リーダーの役割を外れることになりました。幸いにも仲間には本当に恵まれていて、上司にも同僚にも、励ましの言葉だけではなく、ストレートにダメ出しをして貰い、早い段階で気持ちを切り替えられたと思います。

成功するまで続ける
『努力と挑戦』

メンバーから再スタートして3ヵ月。今は事業所長を任せてもらっています。リーダーの任を解かれた日のことは忘れられません。人生で一番悔しい思いをしましたし、挫折を感じました。今思うと、目標の背中を捉えた、そんな気負いから業績に追われてしまったことが一番の反省点です。
とはいえ、あの挫折が無かったとしたら、私はきっとまだ事業所長にはなれていなかったと思います。メンバーから再スタートした私は、まず営業としての基本に立ち返ることにしました。人にはそれぞれ、意思や感情、大切にしている考え、バックグラウンドがある。人材エージェントを利用する目的も、求人のマッチングだけではなく、悩みを聞いてほしい、面接のアドバイスが欲しいなど、千差万別。目的と手段をはき違えてはいけない。一件一件、三方よしで『力になれるよう』意識した結果、徐々に業績がついてくるようになり、リーダーのラインを一気に超え、事業所長に昇格することができました。

勉強が好きになった、高校生の自分。あの頃から、努力だけは人一倍しているという自負と、最後は必ず結果を出せるという自信があります。次は、業績を上げられるチームを作りたい。まだまだ失敗や挫折を経験すると思いますが、自分らしく、あきらめず泥臭く挑戦していきたいです。