振り返ると、僕は人とのつながりをとても大切にしてきたと思います。家族も仲が良く、特に父親がいつも話を聞いてくれて、相談相手になってくれていましたし、地元にも沢山の友人がいて、やんちゃをしていた時代もあります。大学4年間は親がくれたご褒美。社会人になるまでの間、最後に遊びに行けと言ってもらい、東京の大学に通わせてもらいました。そこから地元には戻らず、東京で就職。 新卒の時は、不動産業界一択で就活をしました。やったらやっただけ評価される成果主義のカルチャーかつ、個人営業の中では、単価も難易度も高いという理由から、投資用不動産の営業職を選びました。 父が経営者ということもあり、僕もいつか起業をしたいと考えています。就活をするときに一度起業も考えたのですが、社会を知らないまま起業をするのは、あまりにもリスクが大きいと助言があり、就職する道を選びました。就職先はベンチャー企業と大手企業の2社で迷うことに。ここでも父の、「今すぐメジャーリーグに行けるのに行かないのか？」という一言が決め手で、大手の投資用不動産の会社に就職を決めました。 大手だろうがベンチャーだろうが、トップを目指すと決めていました。入社式、同期全員の前で「トップを獲る」と公言するぐらい、本気でそう思っていました。全く世の中をわかっていなかったと思います。成績はいつも上位にはいましたが、トップになることは出来ず、上には上がいると感じました。そういう意味では大手を選んで良かったと思います。

投資用不動産の仕事はハードだと思われがちですが、僕は周りに恵まれていたと思います。社員や、お客様にもよくしてもらっていました。ただ、4年間在籍していて、自分で投資用不動産を購入しようとは思わなかった。お客様には商品の良さを逐一説明し、会社のキャンペーンや、売るべき商材にも納得できている。それでも、自分で買わないものを勧めていくのは何か違うと思い、「違う商品」の営業に目を向けたのが、転職のきっかけです。 前述したとおり、人に恵まれてきたこともあり、これからも人とのご縁やつながりを大切にして生きていきたいと思ったとき、人材にフォーカスした仕事に挑戦してみようと思いました。